紅斑、丘疹、水疱、膿疱ををともない、胸脇部や腰部に発生します。発熱、知覚障害、疼痛を生じます。ヘルペス発生後の神経痛は激痛を引き起こすことが多く、疼痛を緩和させることが重要です。熱毒証の一種と考えます。
１．熱盛湿鬱
熱が隆盛のために湿の停滞が発生します。そのためにヘルペスを生じます。多くは、過度のストレスや飲食の不節により、脾胃の熱から発生します。
【弁証】
嘔吐、食欲不振、頭痛、倦怠感、紅舌
【治療原則】
清熱除湿
2. 熱毒灼営
熱が体内で毒に変化し、その熱毒が営陰を損傷します。
【弁証】
急激な高熱を伴い、口渇、紅斑が強くなります。
【治療原則】
清熱解毒
3. 脾虚湿毒
飲食や味の濃い食べ物、脂っこい食べ物の過食により発生します。
【弁証】
嘔吐、食欲不振、倦怠感、水疱を伴います。紅舌
【治療原則】
健脾燥湿
4．気虚
血
過労や老齢のために気虚となり、
血が発生すると生じます
【弁証】
無力、倦怠感、疼痛が強い
【治療原則】
活血化
