シワは、20才を超える頃から額に発生し始め、28才以降には眼角に起こり始める。そして口角へと広がり、深く厚く変わる。40才を過ぎると皮膚の弾力は低下する。頸部にも発生する。50才を過ぎると皮下脂肪が減少し、様々な箇所に発生する。
1.腎精不足型
年齢と共に発生するしわ。
【弁証】
ちりめんジワ。顔は憔悴し、髪には白髪が目立つ。月経稀少。
【治療原則】
補腎益精
2.気血両虚型
気血の不足により、皮膚組織末端まで滋養出来ていないときに発生する。
【弁証】
細いシワが主。顔色は白く、疲れやすい。皮膚は乾燥。食欲不振。
【治療原則】
益気養血
3. 肝鬱気滞型
肝臓の疎泄作用が低下し、皮膚組織まで滋養出来ないときに発生する。皮膚が硬くなるのが特徴。
【弁証】
イライラしがち。皮膚は硬い。シワは深く、皮膚は粗雑で乾燥。胸脇部痛。月経不調、シミも出来やすい。
【治療原則】
行気疏肝