掌蹠膿皰症(しょうせきのうほうしょう)は、俗称で主婦湿疹と呼ばれる。手のひらや足の裏に水疱や膿胞ができる皮膚病。その症状は難治性であり慢性化する傾向にある。女性は男性に比べて発症率が多く、30-50歳台に発病率が高くなる。そのため主婦湿疹とも呼ばれる。西洋医学的にはアレルギー性と考えられているが、西洋医学での原因はまだ不明。中国医学では次の通り。
1.熱毒
熱邪が鬱結して毒を形成したもの。熱毒は営血に入り、血液循環を速めたり、血管外へ血を漏出させことがある。
【弁証】
慢性的な熱感。イライラ。生理不順。頭痛。赤み。
【治療原則】
清熱解毒
2. 湿毒
湿邪がとどまり湿毒と化したもの。気血の流れが悪くなり。結節が見られることもある。
【弁証】
水疱。だるさ。食欲不振。帯下。疼痛。
【治療原則】
利湿解毒
アドバイス
2.の湿毒の方は水分を摂りすぎないことが大切。
手のマッサージをこまめにして、血流を良くする。