脾気が衰えると、脾の運化作用が低下して、血を生成することが出来ず血虚を生じる。血虚が長引けば、体を潤す津液の不足が生じて肌が乾燥します。
気虚の特徴として、血と津液を推し進める推動作用が低下し、正常に全身に津液を分布させる働きが低下する。そのため、津液を肌に巡らすことが出来なくなる。その場合、水を飲んでも、皮膚の乾燥は改善されない。
血と津液は「陰」に属する。従って「陰虚」「陰血不足」が乾燥肌の原因となる。全身の「陰」の根源は腎陰。従って腎陰虚になれば皮膚の乾燥が起きる。
皮膚を外側から治療しても、決して乾燥肌は改善しないことは漢方理論では明らかである。体質を変化させていくために、それぞれの症状に合わせた食生活をすること