なぜツボが効くのかという事は、一般の方には疑問でしょう。
特に西洋科学で生活していると余計にわからないです。
ツボは目に見えません。解剖しても何もありません。
では、なぜ効くのでしょうか。
時々、鍼灸の先生が間違った回答をしています。
それは、鍼を身体に刺すことで、身体が異物と判断して、神経や血流、リンパの流れを駆使して、取り除こうとします。その結果、滞留していた痛み物質が取り除かれて、痛みが軽減される。
これは間違いです。
その回答では、ツボ以外に鍼を刺しても同等の効果があるはずです。よって、却下。
では、正解をお話しします。
そもそも大抵のツボは、経絡にあります。経絡とは、五臓六腑と連絡しているエネルギーの線のようなものです。そこにツボがあります。ツボは中医学では穴と書きます。そのエネルギーの線の経絡に繋がる穴がツボです。マンホールをイメージすればいいです。時には、臓腑からのエネルギーがあふれてきてツボに腫れや痛みを出すことがあります。逆にツボを刺激して臓腑に指示を出すことが出来ます。例えば、足三里のツボ。このツボを圧すと胃酸の量をコントロールしたり、胃にある食べ物を消化促進させたり出来ます。
きちんとした知識があると最高の治療が出来ます。
そのためには、場所と、圧し方が重要です。
これからいろいろと解明されていくでしょうから、西洋医学と組み合わさるといいですね。